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北朝鮮が極超音速ミサイル発射と報道 「新たな武器体系」(10月23日)

≪金正恩氏は立ち会わず≫

 北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、「新たな武器体系」である極超音速ミサイルの発射実験を22日に実施したと報じた。

 ミサイル総局主導で重要武器体系の実験が行われ、「平壌市の力浦区域から北東方向に発射された2発の極超音速ミサイルは咸鏡北道・漁郎郡にある目標を打撃した」という。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は立ち会わなかった。

 朝鮮中央通信は「新たな武器体系」としたが、ミサイルの具体的な機種や能力などは公開しなかった。今月初旬に朝鮮労働党創建80年に合わせて実施した閲兵式(軍事パレード)に登場した極超音速滑空体(HGV)形状の弾頭を装着した「KN23」系列の短距離弾道ミサイル「火星11マ」の可能性がある。

 同通信は新たな武器体系の実験について、潜在的な敵に対する戦略的抑止力の持続性、効率性向上に向けた国防力発展計画事業の一環と説明した。

 今回のミサイル発射については、住民向けメディアの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」には掲載されなかった。

 韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が22日午前、平壌近郊の黄海北道・中和付近から北東方向に短距離弾道ミサイル数発を発射したと発表した。北朝鮮の弾道ミサイル発射は5月8日に複数の短距離弾道ミサイルを発射して以来約5カ月半ぶりで、李在明(イ・ジェミョン)政権発足後では初めて。

 (2025年10月23日、聯合ニュース)

2025.10.23 09:11

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