韓米日外相会談 朝鮮半島非核化の原則・対北朝鮮抑止体制の堅持を確認
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2025.09.23 11:09
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は23日、国連総会に出席するため米ニューヨークを訪問している趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官が22日(現地時間)に米国のルビオ国務長官、日本の岩屋毅外相と韓米日外相会談を開き、共同声明を採択したと発表した。
会談では、韓米日の安全保障協力やサイバー対応協力など、これまでの成果を評価し、朝鮮半島非核化の原則と対北朝鮮抑止体制を堅持しながら対北朝鮮政策に関する緊密な協力を維持することで一致した。趙氏は、北朝鮮との対話再開をはじめ、朝鮮半島の平和と北朝鮮の核問題解決の実質的な進展に向けた積極的な協力を呼びかけた。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が最高人民会議(国会に相当)での演説で、米国が非核化の要求をしないことを条件に米朝対話に応じる可能性を示唆したと報じられたなか、韓米日が朝鮮半島非核化の原則を改めて確認したものとして注目される。
また、経済安保協力と先端技術分野での協力強化策についても意見交換した。
趙氏は、現代自動車などが米ジョージア州で建設中の電池工場で韓国人労働者が不法就労の疑いで一時拘束された問題を巡り、再発防止のために制度的改善や新たな査証(ビザ)制度の導入などが必須だと強調。米国側の措置を要請した。
これに対し、ルビオ氏は「友好的な同盟関係などを考慮し、早急な問題解決に向けて緊密に協力する」と述べた。
ynhrm@yna.co.kr